Power BIを使って感じたメリット10選 脱Excel・パワポ


Power BIは米マイクロソフト社が提供するセルフサービスBIツール(Business Intelligence)です。

初版がリリースされたのは2015年と、BIツールとしては比較的新しいツールになるので、名前は聞いたことはあるけど、どれほど便利か具体的にはよく分からず、まだ使ったことはないという方も多いのではないでしょうか。

あるいは、職場で使っている人はいるけれども、自分には関係ないと思い込んでいる方もいるかもしれません。

 

そこで今回は、筆者が実際に過去4年間Power BIを使って分析してきた経験に基づいて、Power BIを使うことのメリットを10個お伝えさせて頂こうと思います。

これからPower BIを学ぼうかと考えている人は、Power BIを利用するメリットは気になるところだと思いますので、参考にしてみて下さい。

また当サイトではPower BIの使い方を紹介しているので、サイトを見ていただくきっかけになれば幸いです。

https://youtu.be/ycGgvDVs2Lw

 

Power BIのメリット10選

それでは早速ですが、下記がPower BIを使うことのメリット10選です。

 

1.操作が簡単

2.ビジュアルの拡張性が高い

3.外部データへの接続性

4.ドリルダウン分析で深堀りできる

5.レポートの共有・展開が容易

6.データを蓄積しておける

7.計算式も保存しておける

8.データの自動更新機能

9.いつでも、どこからでもレポートが見れる

10.リーズナブルな価格感

 

それでは順番に説明していきたいと思います。

 

1.操作が簡単

Power BIはプログラミングやIT関連の専門知識がない方でもレポートが作れるよう、分かりやすく設計されています。そもそもデータ分析・可視化に特化したソフトなので、「レポートを開発し共有する」という目的を達成する上で、不要な機能が少ないのです。

 

具体的には、下図の赤枠の「視覚化」と書かれたビジュアル(グラフやチャート)をレポートページにドラッグ&ドロップし、軸や値で利用するデータを選択するというのが基本的な流れです。

 

また、その他のPower BIの機能に関しても、データをインポートしたり、インポートしたデータを確認したり、関数・計算式を作ったり(メジャー)、完成したレポートをクラウドに発行したりと、最低限これだけ知っておけば下図のようなレポートは作れます。

何か特別なスキルや専門知識がない人でも、簡単に学習して使いこなせてしまう点も、Power BIの大きな魅力でしょう。

 

 

2.ビジュアルの拡張性が高い

Power BIには、インストール時から存在するデフォルトのビジュアル(グラフやチャート)が色々用意されているのですが、実はここに表示されているものが全てではありません。

MicrosoftのAppSourceというマーケットプレイスから別途ビジュアルをインポートしたり、独自で作ったビジュアルをインポートして使うことも可能です。

特にこのAppSource(下図)は大変便利で、レーダーチャートを表示したり、Word Cloudを作ったり、とにかくビジュアルの選択肢・バリエーションが豊富なのです。

こうして世界中のプログラマが日々開発・改善しているビジュアルを使えること、そしてないものは自分で0から作ることで、オリジナリティ溢れるレポートを作っていけるということは大きなメリットだと思いますし、Power BIの可能性に「広がり」を感じます。

 

3.外部データへの接続性

Power BIに限らず、グラフやチャートを作る上で重要なのが「データ」です。データが多いほど、レポート内で表現できる・可視化できる指標も増えるので、その分様々な切り口でビジネスを分析できますよね。

ただデータといっても、ビジネスの世界で使われるデータは多岐に渡ります。データフォーマットも様々ありますし、データの出所であるシステムも会社の部門や機能毎で異なるケースがほとんどでしょう。

それでは、そうしたデータソースに1つずつ個別でアクセスし、データをかき集めなければならないのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

実はPower BIの場合、こうした様々なデータフォーマット・データベースに直接アクセスすることが可能なのです。

ExcelやCSVといったよく使われるようなデータに加えて、JSONファイルやXMLファイルといった様々なファイルフォーマットのデータをインポートできます。

またAzureの各種アプリケーション(Sharepoint、SQL Database)や、Google Analytics、SAP、Salesforce、Oracle Databaseといった他社製のソフトにアクセスし、Power BI内にデータを引っ張ってくることが可能なのです。

このように様々なデータソースにアクセスできるのもPower BIの魅力の1つでしょう。

 

4.ドリルダウン分析で深堀りできる

Power BIレポート内の各ビジュアル(グラフやチャート)は、別々で表示されているものの、互いに連携し合っているので、例えばグラフの一部を選択したり、スライサーを使うことで、レポートの表示対象をドンドン絞り込めます。

全体象を見つつも、気になった箇所はクリックすることで更に細部にまで落とし込み、分析を深堀りしていけるという点が、とても強力なツールだと感じます。

 

5.レポートの共有・展開方法が豊富

Power BIに限らず、ExcelやPower Pointなんかでも、一度レポートが完成したら、それを他者(上司、同僚、株主、etc.)に共有しますよね。

Power BIも同じで、完成したレポートは組織内外に共有・展開できるのですが、その手段が豊富なのです。

 

例えば下記のように、レポートをWebに埋め込んでしまうことも可能です。

 

マイクロソフトは、投資家向けの財務レポートをPower BIで作って公開しています。

Quarterlyが四半期毎、Year To Dateが年度と切り替えられます。

 

またメールによる自動配信の設定なんかも出来てしまいます。

 

他にも、Teamsに埋め込んだりPower PointやPDFとしてエクスポートすることも可能です。

すごいですよね。

 

6.データを蓄積しておける

Excelやパワポのレポートでグラフを使う際、データの構造が複雑だと、どこからデータを取得してきたものか分からなくなってしまうことはないでしょうか?

あるいは、複数のデータをマージしてグラフやチャートを作る場合、そのデータリレーションの全体像が分かりずらくなってしまうこともあるかもしれません。

Power BIの場合、ソフトそのものにデータを蓄積出来るので、そのような心配もいりません。

こうして社内にバラバラに散らばっているデータをPower BIの中で一元管理でき、データリレーションの全体像がパッと見て分かる点も、データ分析担当者にとっては嬉しいポイントです。

 

7.計算式も保存しておける

Power BIに蓄積できるのではデータだけでなく、関数や計算式を使ってデータを加工したプロセスまでも蓄積しておけます。

例えば日次や月次で、同じレポートと定例的に作っているような場合、その都度Excelファイルに計算式や関数を書いてデータを加工している方も多いのではないでしょうか。データを確認したり、関数貼り付けたり、結構手間がかかる作業ですよね。

Power BIを使えば、その煩わしいデータ加工の手間が省けます。

後はデータさえ更新してしまえば、何もしなくても、最新のレポートに更新されるので、データ分析の実務担当者にとっては嬉しい機能でしょう。

 

8.データの自動更新

Power BIにはデータの自動更新機能もあり、Power BI Proであれば1日8回、Power BI Premiumにすれば1日48回(30分に1回)までスケジューラーを設定できます。

定刻になるとロボットが自動でデータを更新してくれるので、人手がかかりません。

こうして手間なく、レポートを最新の状態にアップデートしておける点も魅力です。

 

9.レポートはいつでも、どこからでも見れる

完成したレポートは、Power BI Serviceというクラウドに上げることで、レポート固有のURLが割り当てられます。

このURLにアクセスすればスマホ・PC・タブレットと媒体を問わず、インターネットに接続してさえいれば、いつでもどこからでもレポートを確認することができるのです。

こうして場所や時間を問わず、サインインさえすればいとも簡単にレポートにアクセスできることは、Power BIの魅力の1つです。

 

10.リーズナブルな価格感

Power BIはデータをインポートしてレポートを作るだけなら無料です。

マイクロソフトのダウンロードページから「Power BI Desktop」をダウンロードすれば、今すぐにでもレポートを作り始められます。

一方、レポートをクラウドにアップロードして他者に共有展開したり、データの更新を自動化したり、機能を増やしたい場合は別途有料のサービスへのアップグレードが必要です。

こちらはPower BI Pro版と呼ばれるプランになるのですが、有料といっても月額$9.99のサブスクリプションモデルです。

従来BIツールをインストールするとなる、買い切り型で数十万・規模によっては数百万かかるようなケースもあるかと思いますが、Power BIはこれだけ便利な機能が揃っても、月約1,100円/ユーザーです。都内のちょっとお洒落ななランチ1回分程度ですかね?

もしどうしてもPro版への契約に踏み切れない場合は、一定の期間なら無料で使うことも可能なので、一度使ってみて検討するのもありでしょう。

いずれにせよ、Power BIは大企業のみならず、中小企業やベンチャー企業、自分のような個人にも手の届きやすい価格感もまた魅力の1つだと感じます。

※更に高機能のモデルを使いたい場合はPower BI Premiumもありますし、ユーザー数の多い大企業の向けには、容量単位での料金体系も用意されています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

自分の場合は、Power BIを知ってからは、ExcelやPower Pointといった既存のオフィス製品はほぼ使わなくてなりました。

顧客向けのプレゼンテーションも、社内向けの定例資料も、ちょっとした個人のデータ分析業務も、全てPower BIで進めています。

※だからと言ってExcelやPPTが完全に不要だとは思いません。

 

Power BIに出会い、使い始めたことがきっかけで、仕事の進め方が丸っきり変わったということは断言できます。

これから学ぼうか考えている人は、是非使ってみて下さい!

まずはPower BI Desktopをインストールして、なんでもいいのでレポートを作って発行してみて下さい。

 

それでは、また!

 

 

Power BIを学習しよう!!

●Power BIの概要を理解しよう!

Power BIという言葉を初めて知った人向けにPower BIの概要、全体像、構成、機能についてまとめた入門記事・動画を作ってみました。まずはここからです!

Power BIとは(初級編)

 

▷動画版

 

●Power BIの使い方まとめ(初級編)

Power BI初心者向けに、Power BIの学習方法をステップbyステップで紹介しています。

Power BIを学習しよう!と思った方は参考にしてみて下さい。

Power BIの使い方大全(初級編)

 

●DAX関数の使い方まとめ

Power BIをやる上では避けては通れないDAX関数を色々とまとめたのがこちらのページです。

政府統計の人口データを、様々なDAX関数を使って計算してみました。

Power BI DAXの使い方(初級12本)

 

●細かい使い方は動画で学習する

Power BIは様々な機能があり、定期的に更新もされます。

Power BIの細かい機能や使い方、気になった最新の機能アップデート情報等はYou Tubeに動画上げているので、こちらを参考にしてみて下さい。

You Tube:『Zou Channel

 

●Power BIレポートの運用方法を考える

少し応用編としてPower BI×RPAを活用したレポートの作り方についてもまとめました。

Power BIに慣れてきて、これから更にPower BIをスケールさせていこうと考えている方は、RPAツールについても確認してみて下さい。

Power BIとRPAで全自動レポートを作成する方法

 

●Power BIレポートのテンプレート集

Power BIを活用して作ったレポートを一部共有しています。Power BIで何ができるのか?イメージを持ってもらえるかと思います。

Power BIレポートのテンプレート集

 

 

 

 

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