Power BIの概要と必要性(初級編)

「Power BI(パワービーアイ)」初級者向けの入門記事です。

下記のような方を対象に書いてみました。

●Power BIという言葉を始めて聞いた

●BIツールという言葉を初めて知った方

 

※You Tubeで3分間のショートムービーを作ってみました。

Power BIの概要、全体像、機能、構成について短くまとめましたので参考にしてみて下さい。

↓↓↓

Power BIの概要を3分で解説!

 

 

●Power BIとは?

順を追って説明させて頂きます。

 

1.Power BIは「BIツール」の1つ

「Power BI」というのはMicrosoft社が提供するサービスの名前であり、数ある「BIツール」の1つです。

下図のようにPower BI以外にも、Tableauとか、QlickSenseとか、DOMO等、世の中には様々なBIツールが存在します。

 

 

2.BIツールとは?

それではそもそも「BIツール」とは何なのでしょうか。

BIツールという言葉を理解いただくために、この言葉を「BI」と「ツール」の2つの単語に分けてみます。

 

まず「BI」ですが、これはBusiness Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)という2つの単語の頭文字を取った略語です。

ビジネスインテリジェンスとは、「データ」を使ってビジネスを分析し、改善することで、例えば身近な例だと、コストの分析をしたり、売上の分析をしたりといった活動です。

 

そして「ツール」の方は、そのままです。

直訳すれば、何か目的を達成するための「手段」というイメージですよね。

 

ですので、この2つの言葉を合体させた「BIツール」というのは、データを使ってビジネスを分析をするための、専用のツール(ソフトウェア)という意味になります。

 

3.具体的には、、、

「ビジネスを分析する」といっても、抽象的で少し分かりずらいですよね。

それでは具体的にどのようなことをするのでしょうか。

 

一番わかりやすいのが、グラフやチャートを使ってレポートを作ることです。

こんな感じの折れ線グラフとか、棒グラフとか、色んなチャートを使ってレポートを作る感じです。

 

 

 

4.Power BIは誰にためにあるのか

こうしたレポートを作成して、一体誰が喜ぶのでしょうか。

正直これはケースバイエースだと思うのですが、例えば企業の経営者の方や、チームを管理するマネージャー(課長や部長)です。

 

こうしたより経営に近い立場にある方々は、ビジネスが成長するよう、日々様々な意思決定を下しています。

その際、情報が不十分だったり、間違った情報に基づいて誤った意思決定を下してしまうと、最悪会社の経営のが傾いてしまうかもしれません。

 

そこで「データ」という事実に基づいて、状況を正しく判断し、素早くかつ論理的に意思決定を下す必要があります。

 

BIツールを使えば、大量のデータを、瞬時に、タイムリーに、わかりやすくまとめて情報を共有できるのです。

 

 

5.ExcelやPower Pointとの違い

もちろんグラフやチャートを表現するだけなら、ExcelやPower Pointでも実現できます。

ただデータを集計したり、複数のデータを参照し合って加工したり、色々手間がかかります。

 

また企業のIT化が進み、社内で使うソフトが増え、情報源も複雑になっています。

こうしてバラバラに散らばるデータを管理するのは手間になります。

 

こうした問題を解決できるのが、BIツールなのです。

BIツールは、「データを分析すること」に特化したソフトなので、こうしたデータ分析を進める上で生じる様々な問題を解決に導いてくれるのです。

 

 

6.Power BIの魅力

それでは他のBIツールと比較して、「Power BI」の強みやメリットはどんなところにあるのでしょうか。

 

Power BIがここまで広まった理由の1つが、Power BIというはBIツールの中でも「セルフサービスBIツール」と呼ばれる、IT知識や専門知識がない人でも簡単に使えるソフトだという点です。

実は従来BIツールというと、IT部門の人が中心に開発を進めることが多かったのです。

ただPower BIはソフトの作り、機能が簡単に出来ているので、個人・会社を問わず、あらゆる人々が独自に自前でデータ分析ができるようになったのです。

 

現場のことを一番よく知っているのは現場で働く人々です。

そうした人々が、自分たちで、自分たちのビジネスを改善するためにレポートを作るのが、ビジネスを改善するための最善策ではないでしょうか。

このようにPower BIは、BIという仕事を、だれでもできるようにしたところに魅力があると考えます。

 

 

7.Power BIの評価

下図は世界的な調査機関ガートナー社が発表した「分析・BIプラットフォーム」の比較図です。

右上にあるほど、高機能で、競争力の高いソフトということになるのですが、Microsoft(Power BI)は圧倒的だということが分かります。

このようにPower BIは第三者の調査機関からも高い評価を受けているソフトです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

これからは「ビッグデータ」の時代です。

これからさらにデータは増えていく傾向にあると思いますし、そうなるとPower BIの価値というのはまた更に上がっていくことでしょう。

 

他の記事も参考にして、学んでみましょう!

それでは、また!!

 

 

ソフ蔵

ソフ蔵

IT企業でデータ分析や分析基盤構築に携わってます。
主にPower BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えてます。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ駆動型の組織作りの支援をしています。

データ分析・可視化基盤の構築、データ活用方法、Power BIについて相談あれば下記からお問合せ下さい!!

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