Power BIでピボットする方法 Excelとの違いも解説

Excelでよく使う機能の1つが「ピボット」ではないでしょうか。

データを複数の軸(列×行)から分析出来るので、データを細かく比較分析したい場合に最適です。

 

Power BIでもこれと同じことが実現できるので、

Power BI側でピボットをしていく方法を紹介していきたいと思います。

 

 

Exccelでのピボット

例えば、下図のようなインプットデータがあったとします。

東京都の年度毎での区市町村別人口データです。

A列:年度

B列:地域

C列:人口

 

これをExcelでピボットします。

下図がピボットの結果です。

 

利用したフィールドは下記の通りです。

列:地域

行:年

値:人口

後はこれにフィルターのデータを加えたり、列を行に追加したり、

値の表示方法を合計以外(平均等)に変更して、ピボットテーブルを加工していきますよね。

 

Power BIでのピボット

Power BIでピボットする場合は、「マトリックス」ビジュアルを使います。

下図の赤丸アイコンをクリックして、レポート上にマトリックスビジュアルを表示した後、

行、列、値にそれぞれデータをドラッグ&ドロップでインプットしていきます。

 

 

フィルターについては、下図の赤丸部分の「フィルター」ペインをクリックして、

データ全体をフィルターしていく流れとなります。

 

データの表示方法はデフォルトの状態では、合計値となります。

他の表示方法に変更したい場合は、値のインプットデータの右側にある矢印アイコンを選択して、

他の表示方法を選択します。

 

Excelとの違い

私がExcelのピボットを使いこなせてないだけだと、とても申し訳ないのですが、、、

Power BIには、条件付き書式という機能があり、

ピボット結果のテーブルのフォントを細かく条件に分けて設定を変えていくことができます。

 

そしてこれが結構便利なのです。

 

例えば、このピボットテーブルの中で、値が閾値よりも小さいデータを見つけたい場合、

Excelではフィルターを使ったりすると思います。

 

Power BIの条件付き書式を設定すれば、それが一目でわかるようになるのがメリットです。

 

下図のように条件を設定したとして、

 

すると、条件に合致するデータの色分けができるのです。

 

これは結構便利で、

パッと見て問題がありそうなデータや異常値を共有しやすくなるのです。

 

Power BIではマトリックスという名前なので、

ピボットとは名前は異なるのですが、機能としては同様のものを備えていますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

また他のPower BIの機能についても紹介していますので、興味あれば参考にしてみてください。

 

では、また。

 

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