Power BIでレーダーチャートを表示させる方法
Power BIレポートにレーダーチャートを表示させる方法です。
レーダーチャートはExcelでも描画できますが、Power BIでも同じように表示させることができたので紹介です。
※下図はExcelのレーダーチャート
※動画版も作ったので参考にしてみて下さい。
https://youtu.be/8IKqkKeU24k
アウトプット
今回はこちらのレーダーチャートを作っていこうと思います。
アメリカの大手IT企業のGAFAの4社の財務情報をレーダーチャートで表現したものです。
「売上高(企業規模)」、「売上成長率(成長性)」、「利益率(収益性)」、「流動比率(安定性)」、「売上/資産(生産性)」の5つの項目を色分け表示している形となります。
1.ビジュアルのインポート
レーダーチャートはPower BIの標準ビジュアルにはないものなので、ビジュアルをインポートする必要があります。
Power BIの「その他のビジュアル」からビジュアルツールの検索画面を表示し、下図のように「Radar Chart」と検索します。
日本語で「レーダーチャート」と入力しても出てこないので、「Radar Chart」とアルファベットで入力しましょう。
検索結果の一番上に出ている「Radar Chart」が今回利用するビジュアルなので、その右側にある追加ボタンをクリックして追加します。
ちなみにこちらのビジュアルは、下図にもあります通りMicrosoft社が提供しているものです。
これなら安心して使えますかね。
2.データの入力
下図が今回使ったデータです。
※データはこちらからダウンロードいただけます:データダウンロードリンク
GAFA4社の経営指標(企業規模、成長性、収益性、安定性、生産性、総合得点)を10点満点の得点形式に換算したものです。
※計算ロジックとかは特段気にしないでください、、、。
そしてレーダーチャートへのデータ入力項目は以下2つのみです。
◎カテゴリ:レーダーチャートの比較対象として表示させたい項目。今回のケースでは「指標」の列を追加します。
◎Y軸:レーダーチャートの値として表示させたい項目。今回のケースでは「Google」、「Apple」、「Facebook」、「Amazon」の4つの列名をそれぞれ追加しました。
入力項目としては以上2つだけのシンプルな作りとなっています。
3.書式の調整
下図が実際に表示した結果です。
初期設定では全て青色一色で表示されているので、個別で色を指定していきます。
ということで、レーダーチャートのビジュアルを選択し、書式を選択します。
「データの色」を選択して、色をそれぞれ指定します。
さすがに4色表示となると、ちょっとわかりずらいですね。
2色ぐらいだと、わかりやすいのですが。
ちなみに塗りつぶしが不要であれば、線を描画を「オン」にすると、線のみの表示に切り替えられます。
こっちのが見やすい。
結び
今回はPower BIを使ってレーダーチャートを表示してみました。
価格.comの家電のスペックの比較とか、ソフトウェアのスペックの比較表とか、レーダーチャートは何かと全体像を把握できるので便利ですよね。
それではまた!
P.S.
今回はMicrosoft社提供のビジュアルを表示してみましたが、レーダーチャートを表示できるビジュアルは外部企業提供の他のものもあります。
いずれも、Power BIの認定を受けたビジュアルなので、使って比較してみると面白いです。
真ん中の「xViz LLC」が提供しているものは、書式の設定項目が豊富だったり、表示・非表示の切り替えができる。
一番右の「MAQ LLC」が提供しているものは、列と行を入れ替えたデータの入力だ可能だったりします。
デザインなんかも異なりますので、レポートに合うものや、好みに応じて使い分ける必要があります。
今後この3つのビジュアルを比較した動画もアップしようかと考えているので、よければチャンネル登録の方もお願いします!
以上。
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