Power BIで足し算する3つの基本手法を画像付きで解説
こんにちは。
今回はPower BI初級者向けに、Power BIで足し算する方法を幾つか紹介したいと思います。
Power BIはExceと同様の機能(むしろそれ以上)を持っていますが、
アプリの見た目(インターフェースとも呼ぶ)が全然違うので、最初戸惑ってしまいますね。
この記事を通じて、そんな不安を解消してもらえればと思います。
Contents
Power BIで足し算する3つの方法
Power BIで足し算をする方法は下記の3つの方法があります。
1.DAX関数のメジャーを記述する
2.新規で列を追加する
3.ビジュアルで対応する
このように色々な手法がありますが、もちろん最終的な結果は変わりません。
やり方の好みや、足し算する目的・用途によって使い分けていくというイメージになってきます。
それでは以下具体的なやり方をそれぞれ紹介します。
手法の使い分け:縦に足すのか、横の列同士を足すのか
まずそもそも「足し算」といっても、
1列の中にある値を全て合算するのか、複数の列を足し算するのかで異なってきます。
その点に留意しながら下記を読み進めてみてください。
なおデータは下図を使っていきます。
こちらは2019年と2020年の全国の人口データです。
ダウンロードもできるので、勉強用に使ってみたい方は下記からDL下さい。
ダウンロードリンク:Tashizan
1.DAX関数のメジャーで対応(縦に合算)
まずはPower BIのDAX関数のメジャーで対応していく方法です。
主にデータを縦に足し算していくケースで有効です。
データをPower BIにインポート後、新しいメジャーをクリックしてください。
赤丸部分に下記を入力
手法1(メジャーの名前)=
Sum(列名)
このSum関数がデータの列を縦に足し算する関数となるのです。
カードビジュアルを使って答えを確認してみます。
2.新規列の追加で対応
続いてデータの中に複数の列がある場合に、その複数列同士を足し算したい場合です。
例えば今回のケースでは、2019年と2020年の列を足し算したいというケースです。
まずは列ツールをクリックして、新しい列をクリックします。
続いて、入力部分に下記の関数を記述します
手法2=
列の名称 + 列の名称
列の名称については、「’」マークを入力することで候補が出てきますので、対象の列を選択してください。
最後に結果を確認します。
Power BIをデータビューに切り替えて、結果を確認してみます。
このように複数の列同士を合算する場合は列の追加で対応する方が効果的です。
3.ビジュアルで対応
最後にビジュアルで対応する方法です。
こちらは列を縦に足し算して合算を表示した上で、それぞれを比較するというケースで有効です。
DAX関数を使わないので、他の手法に比べて素早く結果を確認・比較することができる点がメリットです。
まずは「テーブル」ビジュアルをレポートに表示します。
その後表示したい列をフィールドにドラッグ&ドロップします。
すると、左側のレポート部分にテーブルデータが表示されます。
一番下の行(合計列)が各年度毎の数値(あるいは各列毎の数値)を足し算した合計値となります。
このようにこの手法を使えば、各列毎の合計値を素早く確認できるのです。
ただ、列同士の合算については、別途関数を記述する必要があるので、注意が必要です。
以上です!
参考にしてみてください。
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