Power BIレポートをPDFやパワーポイントファイルに出力する方法

Power BIで作成したレポートは、PDFやパワポファイルへ変換して出力することも可能です。

Power BIのファイルフォーマットは.pbixという専用のファイルフォーマットですので、例えばPower BIで作ったレポートを他者にも展開・共有したい場合、Power BI Desktopをインストールしていないとファイルを開けないです。そこでそうしたケースではPDFやPPTに出力して展開するといった手段を使います。

※最新の動画版もアップしましたので合わせて参考にしてください。

PDF形式に出力する方法

以下PDFに出力する手順です。2ステップでとてもカンタンです。

1.Power BIのファイルをクリック

Power BIレポートのリボンから「ファイル」を選択します。

2.「PDFにエクスポート」をクリック

「エクスポート」をクリックした後に、「PDFにエクスポートをクリック」。

PPT形式で出力する方法

以下PPTの手順です。PDFとは若干異なるやり方をしていますが、違いとしてはDesktopではなくPower BI Cloudから出力することです。

Desktop版だとPDFには出力できるのですが、PPTに出力することが出来ない仕様になっています。

1.Power BIをCloud上に発行する

Publish（発行）をクリックして、レポートをPower BI Cloud上にアップロードします。

2.Power Pointにエクスポートする

Power BI Cloudにアクセスし、先程アップロードしたファイルを開きます。

画面左上に「エクスポート」というボタンがあると思うのでクリックしてダウンロードします。

3.エクスポート条件を選択する

エクスポートしたい内容を指定します。設定できるのは、下記の2項目です。

・エクスポートに含める対象：既定値 or 現在の値

→画面に表示されているものをそのままエクスポートする場合は「現在の値」。フィルター等を解除してアップロードした状態のレポートをエクスポートする場合は、既定値を選択する。

・エクスポート対象のレポート

全てのレポートをエクスポートするのか、表示されている特定のページのみをエクスポートするのか。

4.エクスポート結果

下図がエクスポート結果です。

レポートページに加えて、タイトルページも自動で作られます。

PPTやPDFファイルで出力できると、そのままメールに張り付けて展開したり、ファイルの中に任意で文字や図を書き込んだりできるので便利ですよね。

また見せたくないデータも予めフィルタリングしくことで、データを制限することも可能となります。

以上。

その他の共有方法はこちらにまとめているので、参考にしてみください。

Power BIレポートの共有方法４つを紹介　

ソフ蔵

Power BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えております。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ分析基盤作りの支援をしています。
本業はITソフトウェア企業でデータ分析や分析基盤の構築に携わっています。

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