Power BIが2023年のマジック・クアドラントでリーダー獲得 2022年と比較!
イギリスのリサーチ会社ガートナー社が、2023年のアナリティック&ビジネスインテリジェンスプラットフォームにおけるマジック・クアドラントを発表しました。
マジック・クアドラントは、製品や組織を「ビジョンの完成度(Completeness of Vision)」と「実行能力(Ability to Execute)」の2つの軸で評価するもので、2軸で分けた4象限のうち右上のリーダーポジションの評価が高くなります。
世界的にブランドのある調査会社が、全世界の製品を網羅的に分析していますので、
ぶっちゃけこの図の中に会社名点が登場するだけでもすごいことなのですが、その中でもリーダーポジションにあるというのはとても名誉のあることです。
下図を見て頂ければ分かりますが、ほとんどの企業は欧米系で、日系企業は入賞さえできていない状況。
もうちょっと頑張って欲しい!!
ということで、下図が2023年の結果です。
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●2022年と比較
2023年だけ見ても動向が分かりずらいので、2022年とも比較してみたいと思います。
下図が2022年の結果です。
Microsoft Power BIの1強体制は変わらず
リーダーポジションの中でも頭1つ飛びぬけているのがMicrosoft社。
つまりPower BIのことですが、2023年も他を寄せ付けない強さ。
ちなみにこの構図は2015年の群雄割拠の時代から、2016年で決着がつき、そこから変わらず。
むしろ毎月のように新機能を出して進化しているPower BIが他をどんどん引き放している感があります。
※詳細はこちらから見て下さい。
BIプラットフォームのマジック・クアドラント過去10年の推移
Salesforce(Tableau)の巻き返しならず
2021年にSalesforceがTableauを買収しました。
が、勢力図を見る限りではいまいち変化は見られず。
今後どういう展開になるのか引き続きチェックしていきたいところです。
AWSが実行力を上げる
最近日系の大手のお客さんと話していてよく話題に出るのが「Amazon Web Services」。
AWSのBIツールで、元々インフラでAWSを使っていると、AWSのBIツールを使うお客さんがいるようです。
2022年と比較すると、AWSのBIツールが「実行力」で伸びてきているので、
今後の動向次第では(どこか買収する気がする…)勢力図に大きな変化が出てくるのかなと密かに期待しています。
ということで、2023年は特に目新しい情報や大きな勢力変化はなさそうですね。
それではまた来年!!
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