Power BI内でデータの不要な行や列を削除する方法
下図は政府統計ポータルサイトで公開されている、日本の年別の人口データです。
グラフやチャートを作る場合、必要となるデータは、下図の赤枠部にある年度・総人口・内訳(男性、女性)のみです。
そこで元データの、不要な列や行を削除していく必要があるわけなのですが、
これをExcelではなく、Power BI内で実行していく方法を紹介したいと思います。
Before vs After
ということで、下図がPower BIの中にデータをぶっこんだBeforeの状態です。
データの題目や、空白行や列等が混ざっていて、分析できる形ではありません。
下図がAfterの完成データです。
テーブルデータとして分析できる形になっています。
実際にこのデータを使って簡単なグラフとチャートを作ってみました。
行を削除する方法
まずは行を削除する方法です。
今回のデータで削除したい行は、分析に不要となる上から9行と、下21行です。
ということで、まずはPower Queryエディターを起動させます。
起動方法は、ホームタブの中のデータの変換をクリックします。
続いて、行の削除をクリックします。
上からn行を削除したい場合は、「上位の行の削除」を、
下からn行を削除したい場合は、「下位の行の削除」を選択します。
削除したい行数を数値で入力します(下の例では上位の行を削除)。
削除されました。
列の削除
続いて不要な列をPower BIの中で削除する方法です。
こちらも行を削除した時に起動させたPower Queryから実行していきます。
まずは削除したい対象の列を選択します。
※複数列がある場合は、CTRLやSHIFTボタンを押しながら選択します。
続いて、「列の削除」をクリックします。
完成。
以上です。
後はデータの中の不要な文字列を消して(値の置換を利用)、
ヘッダーのタイトルとデータ型を修正したら完成です。
Power BIでやることのメリット
今回はPower BIの中でデータ加工しましたが、もちろんExcel側で関数を書いたり、コピペして編集してもOKです。
なんならこの程度のデータならそちらの方が早いと思います。。。
ただPower BIで実行すると、下記のように編集ステップがPower BIの中に記録・保存されます。
ですので、元データに変更があったり、継続的にデータを更新する場合なんかには、再度データ加工しなくていいので長い目で見れば効率的ですね。
以上です。
それでは、また!
P.Sがんばれ、ニッポン!!(今日はワールドカップ予選vsコスタリカ戦です)
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