Power BIマトリックスでカテゴリ毎での割合を計算する方法

こんにちは。

 

Power BIのマトリックスビジュアルでは、値の表示方法を「総計の割合」に切り替えて、%で表示できます(デフォルトの状態では、値の合計)。

 

ただ、これをカテゴリ毎での小計に対する割合を表示したいケースも出てきますよね。

 

例えば、下図の赤枠部分では、Aという商品カテゴリの中の商品1の総計に対する割合は5%(100/2,000)だと分かります。

 

しかし、Aという商品カテゴリの小計に対する割合は、16.666…%(100/600)で、こっちのカテゴリ毎での割合をマトリックテーブルに表示させたいというケースです。

 

Power BIのマトリックスビジュアルは、行ラベルに複数の列を追加できるので、

例えば商品カテゴリや地域別といったように、異なる粒度別でデータを集計できる利点があります。

 

ちょっと細かい内容ですが、このメリットをフル活用するためにも、この表示方法は知っておきたいところですよね。

せっかくなので、共有させて頂きたい思います。

 

※こちらは先日質問いただいた内容です。コメントありがとうございました!

元URL:Power BIDAX関数を使って売上高増減率を計算 Divide関数の使い方

 

 

やり方

下図が今回活用するデータです。

この商品カテゴリ毎での売上の割合を出していきたいです。

 

そこで下記の2つのDAX関数を使います。

※VARを使って、関数を1つ・2つにまとめてもいいかもしれません。

 

まずは、1つ目です。

Product =
CALCULATE(SUM(Sheet1[売上]),ALLSELECTED('Sheet1'[商品]))

→こっちは分子です。これはALLSELECTED関数を利用して、商品カテゴリのフィルターを除去しているのがポイントです。

 

そして、2つ目です。

Sum =
SUM(Sheet1[売上])

→こっちが分母です。売上の列の総計を出しています。ALLを使って、全てのフィルターを除去してもいいかもしれません。

 

そして、3つ目です。

割り算 =
DIVIDE('Measure'[Sum],'Measure'[Product])

→1つ目の関数と2つ目の関数を割っています。

 

後は、この関数をマトリックステーブルの値にドラッグ&ドロップします。

 

ALLSELECTED関数が複雑なので、ちょっと分かりずらいかもしれません。

追って、この関数の使い方の動画や記事も出していきたいと思います!!

 

 

 

ソフ蔵

ソフ蔵

IT企業でデータ分析や分析基盤構築に携わってます。
主にPower BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えてます。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ駆動型の組織作りの支援をしています。

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