Power BI Tips 条件列の追加方法

Power BIの「条件列」機能を使えば、他の列の値やデータに対して条件式を定義し、

データに新規列を追加することが可能です。

 

例えば、下図のようなサンプル売上データがあるとします。

製品×期間別の売上金額がSales列にインプットされています。

この売上金額が40以上の場合は「Good!」、40未満の場合は「Poor」を返す新規列を追加したいとします。

 

Power Queryを起動して、列の追加>「条件列」をクリックし、下図のように条件式を入力していきます。

下図がアウトプットです。

40以上の場合はGood。40未満の場合はPoorが返されていることがわかります。

 

通常このような条件に基づいた列を新規作成する場合、IF・ELSE文を書いて制御することが多いかなと思います。

この「条件列」を使う方法では、IF・ELSE文を使わないので、比較的直感的に操作を進めることができ、初級ユーザーでも簡単に条件式が作れるメリットがあります。

一方この手法では、「複数列を使った条件式」に対応できないという難点があります、、、と思っています(恐らくできないですよね…??)。

そこで、今回の記事では、複数列を使った条件式の記述方法をレクチャーしていきたいと思います。

 

 

複数の条件を使った条件式の追加

Power QueryのIF・ELSE文を使った方法で対応していきます。

 

You Tube動画の方でも解説しているので合わせて参考にして下さい。

https://youtu.be/5C0la2ifBqM

 

具体的には下記手順で進めていきます。

 

1.カスタム列をクリック

 

2.列名とカスタム列の式を入力する

このケースでは、製品列とSales(売上高)列の2つの列を使った条件式を作っています。

具体的には下記の通りです。

・製品がA且つ売上高が40以上の場合Good

・製品がC且つ売上高が30以上の場合Good

・それ以外はPoor

 

 

3.OKを押して結果を確認する

 

以上です。

 

このカスタム列を使った方法は、条件式が1つの場合でももちろん活用できます。

ただIF・ELSEを書くのは手間になりますので、

条件式が1つのような簡易な条件式の場合は条件列を使い、

条件が2つ以上あるような複雑なケースでは、カスタム列を使ったIF・ELSEを直接記述する方法を使うのがいいかなと個人的には考えます。

 

では!

 

 

ソフ蔵

ソフ蔵

IT企業でデータ分析や分析基盤構築に携わってます。
主にPower BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えてます。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ駆動型の組織作りの支援をしています。

データ分析・可視化基盤の構築、データ活用方法、Power BIについて相談あれば下記からお問合せ下さい!!

Power BI・データ分析を学習しよう!!

Power BIレポートのテンプレートサイトはこちらです

Power BIショーケースサイト

ココナラ(Power BI)

Power BIの入門記事・記事をピックアップしましたので、こちらも参考にしてみて下さい

▶Power BIとは? 記事版 / 動画版(Power BIの概要を3分で解説!)

▶Power BIのメリット・デメリット 記事版 / 動画版

 

 

twitteryoutubemail

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Scroll to Top