Power BIでIF文を使って条件式を活用してみる

さて今回の記事では、Power BIでIF文を使うことの有効性について書いてみたいと思います。

 

IF文をCalculate関数と組み合わせれば、計算式を条件式によって分けることが可能です。

また条件列の追加として活用すれば、インポートしたデータの過不足をPower BI内部で補うことができます。

このようにIF文は何かと使える汎用性の高い機能です。

 

一方「IF文」や「条件式」というと、なんだか一気にプログラミング感が出てきてしまいます。

ただ、とても便利な機能ですし、難しい機能ではないので一度トライしてみましょう。

 

 

IF文をデータ加工で活用する

下図のデータは、自動車メーカー毎の利益率を表しています。

利益率の良し悪しで、自動車メーカーをカテゴリーに分けたいというケースを想定してみます。

 

条件式としては下記の通りです。

0%~3%:Good

3%~5%:Great

5%以上:Excellent!

 

もちろんExcelで関数を書いてもいいのですが、これをPower BI側で処理してみます。

 

まずは、テーブルツールの「新しい列」ボタンをクリックします。

 

すると。最右列に新しい列が追加されたことが確認できます。

 

式を書いていきます。

 

 

DAXのIFの構造は下記の通りです。

IF(条件式,  Trueの場合の結果, Falseの場合の結果)

 

今回のDAX関数では、まず最初のIF文の条件式が、、、

IF(‘Automotive Profit'[利益率] < 0.03, “Good”,

ですので、

条件式は、利益率のフィールドの値が0.03以下であるか、否かです。

そして、2つ目の引数には、Trueの場合(0.03未満である場合)は”Good”と返すという構文を書いてますね。

そして、Falseの場合(0.03未満でない場合。つまり0.03以上の場合)は、その中にさらにIF文を追加で入れて、

0.05以上の場合は”Excellent!”と返すような条件式を書きました。

0.03未満でも0.05以上でない場合は、”Great”と返すという構造です。

細かいですが、
列の追加でテキストを入力したい場合は、”←このマークで括ってあげる必要があるので忘れないようにしましょう!
また、データの中の特定の列を指定する場合は、’←このマークが必要なのでこれも気を付けましょう!
こうしてデータにテキスト情報としてカテゴリーをっておくことで、
下図のようにスライサーでレポートにフィルターをかけられたりできるので便利です。
 
以上です!
今回はデータを追加するケースでしたが、もちろんCalculate関数なんかと組み合わせて、
条件式毎で計算式を使うといった活用方法もあります!

本サイト運営:ソフゾウ

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