Power BIでサマリテーブルを作る summarize関数への誘い

こんにちは。あるいは、こんばんは。

 

今回はPower BIでサマリテーブルを作っていく方法を共有です。

 

実現したいこと

例えば下図のような売上実績テーブルがあるとします。

売上は全て1,000円と、まぁハショり感満載なデータですが、

今回金額はさておき、こうした実績データだけ手に入るというケースはビジネスではよくありますよね。

 

このデータの中の製品名の重複を取り除き、

別のテーブルデータを作りたいというケースです。

 

完成系は下図のようなイメージです。

こちらは、実績データの製品名列の重複を取り除いた、別の新規テーブルデータとなります。

ポイントは、新しくテーブルデータを作れる点でして、これが案外使い勝手がよい。

 

例えば、このマスタの横に別の列を追加すれば、製品×売上高のテーブルが出来上がります。

 

ね?サマリテーブルでしょ。

 

サマリテーブルの作り方

ということで、やり方です。

大きな流れとしては下記の通りです。

1.新規テーブルを作成する

2.Summarize関数の引数でサマリたい列を指定する

3.Summarize関数の引数で列を追加する

 

1.新規テーブルを作成する

これはEasyです。

Power BIをテーブルビューに変えて、テーブルツールのタブの中にある「新しいテーブル」をクリックするだけです。

そうすると空のテーブルが出来上がります。

 

2.Summarize関数の引数でサマリたい列を指定する

DAX関数はSummarize関数を使います。

DAX関数は下記となります。

 

サマリテーブル =
    SUMMARIZE(‘Sheet1’,
        Sheet1[製品],
        “売上高”,Sum(Sheet1[売上]))

1番目の引数はテーブルの指定です。

サマリたいテーブルの名前をここで指定します。

今回のケースでは実績データとなる、Sheet1としています。

そして2番目の引数は、サマリたい列の定義となります。
今回のケースでは、「製品名」です。

 

3.Summarize関数の引数で計算列を追加する

別途列を追加したい場合は、3番目の引数に記述します。

まずは列の名称です。””(ブラケット)で囲って、列名「売上高」と定義しました。

 

そして、その次に計算式です。

今回は売高の合計値を計算したいので、Sum関数を使って計算しています。

 

そうすると、下図のようにサマリテーブルが出来上がります。

 

 

以上です。

 

このSummarize関数を使ったサマリテーブルは、頻度はあまり多くないですが、

別途テーブルを作りたいケースでは、絶大な力を発揮します。

 

是非使ってみましょう。

 

それでは、また。

 

 

ソフ蔵

ソフ蔵

Power BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えております。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ分析基盤作りの支援をしています。
本業はITソフトウェア企業でデータ分析や分析基盤の構築に携わっています。

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