Power BI レポートにデータの更新時間を表示する方法

Power BIレポート上にデータの更新日時・時間を表示する方法です。
特に1日に何回もデータを更新するようなレポートを作る場合は、データの更新時刻を表示しておかないと、レポートを誤って解釈されてしまうかもしれません。
そこで、そのレポートがいつ時点のデータソースを使っているのかを表示しておくは結構重要となってきます。
Contents
このやり方のメリット
Power BIにデータの更新日時を表示する方法は色々ありますが、このやり方が個人的におすすめなのは下記の理由です。
1.現地時刻が表示される(正確にはシステムで使われている時刻。システムは現地時刻を使うことが多いので、必然的に現地時刻が表示される感じ)
2.簡単(関数一行で完成する)
3.メンテナンスが要らない(一度データ作れば生涯使えるので手間かからない)
などなどです。
更新日時を表示する方法
下記が手順となります。
1.Power Queryエディタを起動
Power BI Desktopを開いたら、下記赤枠部分をクリックし、Power Queryエディタを開きます。
2.クエリを書く
Power Queryエディタを開いたら、「新しいソース」>「空のクエリ」を選択します。
下図のクエリを記述します。
= DateTime.LocalNow()
その後、「テーブルへ変換」をクリックします。
そうすると、下図のような画面になります。
3.データプロパティを変更
一応列名とテーブル名を何かわかりやすいテキストに変更します。
やらなくてもいいですが…
これで一応データは完成です。
後はレポート上に戻ってカードを使って表示すればOKなのですが、デフォルトの状態では、年/月/日 時間:分:秒と、秒単位までデータが表示されてしまいます。
これだと情報が多すぎる気がします。
そこでデータの表示方法を変えたいのですが、下記手順を参考にしてみて下さい。
もちろんこのデータをそのまま使ってデータ型を変更してもOKですが、一応こっちはマスタとして残しておいた方が、長い目で見ればいいと思います(ただぶっちゃけどっちでもいいです)。
4.データの表示方法を変更する(任意)
作成したデータを右クリックして、「重複する列」をクリックします。
すると、データのコピーが出来上がります。
後は、レポートページに戻って、このコピーデータのデータ型と書式を変えていくという感じです。
下図の感じです。
手書きでちょっと雑ですが、、、
5.ビジュアルで表示
後は適当にカードビジュアルとか使って、データぶっこむだけです。
後はPower BI Service上でデータ更新しても、Power BI Desktop上でデータ更新してもデータの更新時刻が表示されるという感じです!
ちょっと解説
Power Queryで使った下記の構文がポイントで、これはシステムの現在の日付と時刻を表示するクエリです。
= DateTime.LocalNow()
Power BIでデータ更新を行う毎に、このクエリが再読み込みされますので、データの更新時刻が表示されるという仕組みです。
Power Queryすごーい。
以上です。
なお、下記の動画でデータの更新時間の表示の実践編を解説しています。
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