Power BIレポートにフィルター付きのカレンダーを表示する方法
下図は、日系企業の決算発表予定日をPower BIレポートにまとめたものです。
赤枠で囲ったカレンダーのビジュアルにて、決算発表企業数を日付毎でカレンダー上に表示しています。
今回はこの表示方法を紹介させて頂きたいと思います。
このレポートでは企業数を表示していますが、他にも例えば日別で売上金額を表示したり、コールセンターの件数を日別で表示したり、活用方法は色々あると思うので参考にしてみて下さい~。
※動画版もあります。
ビジュアルのインポート
まずは、ビジュアルのインポートです。
今回はBeyond Softwareというビジュアルを使いました。
ご覧の通り、カレンダービジュアルは他にも選択肢がありますね。
で、この4つを全部試してみましたのですが、結果下記理由でこのビジュアルを使うことに決めました。
・カレンダーに便利なフィルター機能が付いている
・カレンダーを表示するために必要なデータが最小限
・フォントの設定等もシンプル
もちろん一長一短ですし、目的や用途によってビジュアルの使い分けも必要なので、一概には言えません。
ケースによって、色々試してみて下さい。
そして、出来れば、お好みの方法やもっと良いやり方をコメント等で教えて下さい笑。
カレンダーの設定方法
次にデータの設定方法です。
とはいっても、必要なデータ項目は下記2つのみです。
●Date Field:日付
●Measure Data:カレンダーに表示したい値
めちゃシンプルっすよね笑
Measure Dataの設定を変えれば、表示方法を切り替えることも可能です。
下図のように一意の個数をカウントしたり、最初・最後の値のみを表示したり。
また今回はテキストデータを使っていますが、もちろん数値データ(例えば売上金額)を使うことも可能です。
数値データを使えば、平均や合計等、値の表示方法の幅がもっと広がります。
めちゃ便利!
フォントの設定方法
細かいフォントの設定なんかは、ビジュアルの書式設定から進めます。
ここら辺は他のビジュアルと同じなので割愛します。
P.S. 動画版の方では、フォントの設定について軽く触れてますので、興味あれば見て下さい。
カレンダーの月の表示範囲の設定方法
このカレンダービジュアルですが、弱点が1つありまして、カレンダーの月の切り替えボタンがないのです笑。
Googleカレンダーみたいに、ポチポチと表示月を切り替えられないのです。
そこで、表示させたい月は、フィルター又はDAXを使って制御していきます。
こんな感じです。
例えば、当月を表示させたりなら、相対日付で現在の月にしたり、翌月を表示させたりなら、次の月にしたりです。
別途日付マスタを作れば、他の月の指定をもっと柔軟に制御することも可能です。
いかがでしたでしょうか。
Power BIのビジュアルマケプレからインポートしてきたビジュアルなので、今後突然何かが変わったり、急に表示されない!なんてこともあり得ますが、今のところは一番使いやすいです。
参考にしてみて下さい~。
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