Power BIのゲージビジュアルの使い方 KPI管理のススメ

Power BIの「ゲージ」ビジュアルの使い方の共有です。
目標の達成度や進捗度合を可視化したい時なんかに使っています。
Contents
ゲージビジュアルとは?
下図がPower BIのゲージを使って作ったビジュアルです。
赤線で「112」と書かれたところが、何らかの目標値になります。
例えば、月間の顧客訪問数や、契約獲得数等といった目標値です。
そしてゲージの水色部分で塗りつぶされているんが、目標値に対する現状の進捗度合です。ゲージの中にも、数字で101と書かれています。
実際に訪問できた顧客数や、獲得できた契約数のイメージです。
これを見て、
「よし!目標まであともう少しだぞ!」と気持ちを更に奮い立たせるのか、
「あ~今月も目標達成できてないなぁ」と落ち込むのかはわかりませんが、
とりあえず、目標に対する進捗度合がパッと見て分かるという代物です。
会社の管理職の方や、マネジメントに携わっている人は喜びそうなビジュアルですね(横目)。
利用シーン
組織やチームで「KPI」があれば、そのKPIを可視化するのが一般的ですかね。
目標に対する現在地がわかりやすく可視化されれば、やる気も出てきますし、管理する方も楽ですし。
ですので、例えば、
●営業チームの顧客・契約獲得件数とその進捗度合
●工場の歩留まり率の目標値と、実績値
●売上金額の予実管理
●ダイエット中の人の目標体重と、現在の体重(これは専用のアプリがありそうですが…)
等々、ビジネスの世界では大体のケースで目標が課されると思いますので、色々使えそうです。
ゲージビジュアルの作り方
下記がPower BIのゲージビジュアルの作り方です。
1.データの用意
下図が利用データです。
A列は日付列、B列が実績値で、C列が目標値となります。
この会社では1日4社、お客さんを訪問するという目標を立てているというケースです。
2.ゲージビジュアルを選択する
3.目標値・実績値をドラッグ&ドロップする
4.書式設定を変更する
毎度のごとく、目標価の赤線部分の色を変更できたり、ゲージの水色の塗りつぶしの色を変更できたり、データラベル(目標価の112)の表示・非表示ができたり、色々設定できるので、ここはお好みで進める感じですね。
「ゲージの軸」からゲージの最小価と最大価を設定できるのですが、ここは個人的には結構重要だと思います。
というのも、ここの数値の設定次第で、ビジュアルから得られる印象が大きく変わってしまうからです。
例えば、下図のように最大価を115にして、最大価を切り詰めてみると、
目標には辿り着いていないが、水色部分の割合が多く占めるので、このビジュアルを見た人の印象としては「一応、ちゃんとやってるのかなぁ」という感じはしますよね。
で、これを下図のように、最小価を100にして、切り上げてしまうと、
おいおいおい、全然目標達成できてねーじゃん!って感じしますよね(笑)
見せ方の問題なので、本質の部分ではないですが、
Power BI担当者としては、こうした細かい部分もこだわりたいところかなとは思います。
まとめ
ということで、Power BIのゲージビジュアルはいかがでしたでしょうか。
正直、目標のデータを作らなければいけないという部分は、ちょっと不便ですよねえ。
実績のデータは取れても、KPIはデータとして持っているケースは少ないのではないでしょうか。
データがない場合は、自分で作らないといけないので、そこは少し大変。
Power BIの設定側でマニュアルで打ち込めたらいいのに(頼む、Microsoft、信じてる)!
ただこのビジュアルツールとしての使い勝手や、便利さは、いいですよね。
自分も先日このビジュアルをレポートで使ってみたのですが、そりゃ会社を管理する側である社長は大喜びでしたよ(笑)。
ということで、是非、実践でトライして、ユーザーの反応なんかを共有してください!!
では、また!!
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