Power BI ツリーマップの使い方 都道府県別人口データを表現
こんにちは!
今回はPower BIの「ツリーマップ」の使い方を紹介していきたいと思います。
※なお下図はPower BIの使い方をステップ毎でまとめたものです。ツリーマップはそのステップ4にあたるビジュアルツールですが、全体像を把握するためにもこちらも合わせて参考にしてみて下さい。
Power BIでツリーマップを作成する
下図は「2019年の都道府県別人口データ」です。
ツリーマップを使って、都道府県毎の人口の大小を長方形の面積の大きさで表現していこうと思います。
最終的にはこんな感じのツリーマップを作っていきたいと思います。
Step1.データの加工
まずは下準備として、Power BIにデータを取り込めるようデータを加工していきます。
必要な行のみを別のシートに取り出して、下図のようなテーブルデータを作りました。
ちょっと気になるので、総人口に占める日本人人口も追加し、全体に占める外国人の人口比率も表出してみようと思います。
また元のファイルは、ファイル形式が「.xls」と少し古めのファイル形式でしたので、今回は「.xlsx」に変換して保存します。
Step2.データの取り込み
Power BIを起動し、Step1で作ったExcelデータをインポートします。
インポート方法は、「ホーム>データを取得>Excelブック」と遷移し、インポートしたいファイルを選択します。
データの取り込みが完了したら、取り込んだデータを確認して、データの型が「整数」になっていることを確認します。
Step3.ツリーマップを選択
レポートページから「ツリーマップ」を選択します。
そうすると、レポート内にツリーマップが出現します。
※実際にレポートを作る時は、配置と大きさも調整しますが、ここでは割愛します。
Step4.データをドラッグ&ドロップ
レポートフィールドに、下記のようにデータをドラッグ&ドロップします。
・グループ:都道府県
・値:総人口
下図のようにツリーマップが完成します。
Step5.書式を設定して完了
書式設定に関しては、ツリーマップを選択した状態で、「書式」より設定していきます。
今回は下記のように設定しましたが、その他にも色々設定項目ありますので、試してみて下さい。
データラベル:OFF→ON
タイトル:ON→OFF
気になったので都道府県別の日本人の人口データもありましたので、都道府県毎での外国人の割合を計算して、同じように表現してみました。
上位順で、東京都→愛知県→群馬県→三重県→埼玉県とのことでした。
補足:昨対比の人口増減率で色分け
「2018年の都道府県別人口データ」を追加でデータに加えて、対昨年比での人口の増減率を計算し、ビジュアルの「条件書式」で色分けの設定をしてみようと思います。
人口が昨対比で増加している場合は青、減少している場合は赤で色を塗り分ける感じです。
まずは2018年の人口データを追加します。
そしてPower BI Desktopのデータを更新します。
昨対比を計算するDAX関数を書きます。
昨対比 =DIVIDE(SUM(‘都道府県別人口'[総人口]), SUM(‘都道府県別人口'[総人口(2018)]),0) -1
念のため、正しく計算できているかどうか確認します。
正しく計算できていることを確認できたら、条件書式を設定していきます。
やり方としては、条件書式を設定したいビジュアルを選択し、「書式>データの色>詳細コントロール」をクリックします。
下図の画面が表示されるので、ルールの設定を行っていきます。
下図では昨対比が0以上であれば青、0以下であれば赤に表示するように設定しています。
結果を確認して、正しく表示できているかどうか確認します。
条件書式は結構便利です。
売上高の情報のみならず、追加で「昨対比」の軸も加えることができるので、1つのビジュアル内により多くの情報を盛り込むことが可能となります。
参考にしてみて下さい。
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