Power BIカードの使い方 フォント等の設定方法を紹介

今回はPower BIの「カード」機能の使い方について紹介していこうと思います。
下図はPower BIの使い方の初級編をステップ毎にまとめたものですが、そのStep4の基礎的なビジュアルツールの1つであり、万能なビジュアルツールとして自分も多用します。
今回の記事では書式の設定、条件書式の設定、文字との組み合わせ等、カードを使う上で知っておいた方がいい情報を共有していこうと思います。
Contents
カードとは?
数字情報や文字情報をレポート内に表示するための視覚化ツールです。
下図レポートの赤枠部のように、売上高といった金額情報や、成長率や利益率といった百分率情報なんかを表示したり、
下図レポートの赤枠部のように、日付情報なんかもカードを使えば表現できてしまします。
レポート内で特に強調させたい重要な数値データは、このように数字や文字情報として表示することが多いので、とても重要な機能です。
また任意の文字と組み合わせて表現することが出来たり、条件書式で文字の色を変えたりもできるので、とても便利です。
Power BIカードの使い方
大きなステップとしては、下記の3つのステップです。
Step1.カードビジュアルを選択してレポート内に配置する
Step2.カードに表示したい情報(数値、日付 etc)をフィールドにドラッグ&ドロップする
Step3.色や条件書式等の細かい設定を進める
それでは、それぞれのステップを一つずつ紹介していこうと思います。
ステップ1:カードビジュアルを選択して配置
まずはPower BIの「視覚化」からカードを探して、クリックしてみましょう。
レポート内にカードビジュアルが出てくるはずです。
カードの大きさを調整し、レポート内に配置したい場所に配置します。
【ここでワンポイント!!】
レポートの中に複数のカードを使いたい場合、カードをコピペすると簡単にできます。
これらを綺麗に配置していきたい場合は、「書式>配置」を利用すると整列できます。
ステップ2:フィールドにドラッグ&ドロップ
カードに表示したいデータ/情報をフィールドにドラッグ&ドロップしていきます。
ドラッグ&ドロップする項目ですが、大きく分けると、1.新規で作ったメジャー、2.データの列名の2つとなります。
1.のケースというのは、何らかの情報をDAX関数を利用して計算した結果(例えば、売上金額なら売上高の合計を計算した結果、利益率なら利益÷売上高の計算結果)を表示したい場合に使います。
2.のケースというのは、元データにある列名から持ってくるケースです。
下の例では、日付の列を持ってきています。デフォルトの状態だと「最も古い日付」が自動で表示されるので、ここも設定していきます。
【ここでワンポイント!!文字列と組み合わせで表現したい場合】
下図の「日付:2021/09/30」の表現は、新しいメジャーにて「文字列」+「カード」のDAX関数を作って、その両者の組み合わせで表現しています。
参考にしてみて下さい。
ステップ3:書式の設定
さて、最後に書式の設定方法についてです。
Power BIは書式の設定が色々調整できるので、正直できることを全て語ろうとすると限界があるので、下記に自分がよく設定するものを紹介していきたいと思います。
他にも色々設定できますので、イメージ通りのものを作れるよう、ネットにて検索してみて下さい。
背景色の設定方法
背景色を設定したい場合は、設定したいカードを選択して、「書式>背景」から設定していきます。
自分もレポートによっては設定することもあります。
不要な場合は、「オフ」に設定しておくことで設定できます。
文字の色や大きさの設定方法
文字の色の設定方法も同じく、「書式→データラベル」から設定していきます。
条件書式の設定方法
最後に条件書式の設定方法です。
例えば利益が赤字になった場合は「赤字」に色を変えたり、逆に黒字の場合は「緑」のように、一定の条件式に合致するか否かによって書式を切り替える設定も行えます。
設定方法は、「書式>データラベル」内にある「fx」から行っていきます。「fx」をクリックすると、下図のように設定画面が出てくるのでロジックを作っていくという形です。
下の例は、株価の分析レポートですが、-30~0が緑で表示され、0~30が赤で表示されるように設定しています。
以上です。
※You Tubeに動画版もありますので、こちらも合わせて参考にください。
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