Power BI DesktopとServiceの違い
こんにちは。
今回はPower BIの構成機能である「Power BI Desktop」と「Power BI Service」の違いについて、簡単に自分の見解を書いていこうと思います。
両方とも広い意味では「Power BI」に含まれるものですが、Power BIへの関わり方の違いによって、Desktopを使うケースとServiceを使うケースが変わってきますので、その違いを理解しておきましょう。
Power BI Desktopとは
まずPower BI Dekstopの方ですが、こちらはレポートをデザインするための、レポート開発者向けのソフトウェアのことです。
ソフトのダウンロード自体は完全無料で、パソコンに直接インストールする形で利用していきます。
色んなデータソース(Excel, CSV, Sharepoint, AWS, SQL Server, etc)に接続しデータを取り込み、その取り込んだデータに加工し、グラフやチャートを表示できるビジュアルツールを活用することで最終的なレポートのデザインを完成させていきます。
Power BIを使って色んなレポートをデザインしていきたい場合は、こちらのPower BI Desktopを利用してレポートの開発を進めます。
Power BI Serviceとは
続いてPower BI Serviceの方ですが、こちらは完成したレポートを閲覧したり、レポートユーザー向けに共有するためのクラウドベースのサービスのことです。
Power BI Desktopで完成させたレポートは、Power BI Serviceに「発行」することで、はじめてクラウド上で媒体を問わず閲覧できるようになります。
ユーザー側はPower BI Serviceに発行されたレポートを閲覧することも可能ですし、場合によってはそのレポートファイルをダウンロードして再編集したりなんかもできるので、レポート開発者が複数いる場合なんかはレポートファイルを共有したりすることも可能です。
そしてレポート開発者は、Power BI Serviceでレポートの展開先を設定したり、レポートで使っているデータの更新頻度なんかもServiceを使って設定していきます。
まとめ
実際のところPower BI DesktopとServiceでは、機能面で若干重複している部分もあるのですが、ざっくり言うと、
●Power BI Desktopはレポートを開発するためのソフトで、
●Power BI Serviceはレポートを他者に共有・展開するための諸々の設定を行うサービスです。
以上、簡単ですが、Power BI DesktopとServiceの違いについてでした。
コメントを残す