Power BIのスライサーに検索機能を追加する方法 2つのビジュアルを比較
Power BIのスライサーに検索機能(検索サーチバー)を表示する方法は色々ありますし、今後他の方法も増えていくことかとは思いますが、
現時点で調べたところ、大きく下記2つのやり方がありました。
1.スライサービジュアルに検索バーを追加で表示する方法
2.新規でビジュアルを追加して表示する方法
どっちの方がいいのか?というと、結局はそれぞれの好み次第なので、
どちらの方法も一長一短あり、個人的には1と2の両方を使った合わせ技がいいという結論になりましたので、それぞれを比較しながら簡単に説明したいと思います。
方法1:スライサー検索で表示するメリット・デメリット
こちらの方法は、PBI Desktopの標準機能として使えるスライサービジュアルに、
下図の方法で検索バーを追加するというものです。
スライサーの右上にある、「…」の部分をクリックし、
一番上の「検索」を選択します。
すると、このようにリスト形式で表示されているスライサー上に、
検索バーが追加で表示されます。
◆メリット
-検索結果の候補がリスト形式で表示されるので、ユーザーはその候補から選択すればいいので、分かりやすいです
◆デメリット
-フォントの設定の融通が利かない(若干ビジュアルとしては格好悪いです)
→パッと見てこれが検索バーだというのが伝わりずらいですし、最悪気づかれず使ってもらえない可能性があります。
方法2:新規でビジュアルを追加して表示するメリット・デメリット
こちらは「Text Filter」という外部ビジュアルを追加でインポートして表示する方法です。
Power BIのビジュアルに「Text Filter」を追加インポートする
Fieldに検索対象となる列をドラッグ&ドロップする。
こちらのレポートでは「企業名」で検索したいので、企業名の列をフィールドに追加しています。
◆メリット
-フォントやサイズ変更等の設定が柔軟
◆デメリット
-検索候補がリスト形式で出てないから、検索がヒットしたのかわからず、使いずらい。
例えば下図の例では、企業名を「BMW」で検索しているのですが、リストの中にBMWがあるのがどうか、それがヒットしているのかどうかわからないです。
そこで折衷案
上記のように、
方法1:スライサーに検索バーを追加だとビジュアルがいまいちで、
方法2:検索候補が表示されないので使いずらい、
ということで、その両方を合わせてみました。
こんな感じです。
これなら、方法2で表示したText Filterに「文字」を入れて検索してもらい、
方法1のスライサーで検索候補を出すことができるので、両者のいいところ取りです。
以上です。
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