Power BIフィルター 今日から1か月前のみを表示する方法

Power BIを使って時系列データを分析する際、データの表示範囲を何も指定しないと、全てのデータが表示されている状態になってしまいます。

例えば下図は2020/1/1~2020/12/31の1年間分のサンプルデータを使った折れ線グラフなのですが、1年分の全てのデータが表示されていることが分かります。

しかし、実際のビジネスシーンでグラフを使う場合に必要なデータは、データの分析目的によっても異なりますが、過去1か月や1週間分程度のデータ範囲だったりします。

例えば、「今日の売上金額は昨日に比べてどうだったのか?」、「今日の売上は1週間前の同じ曜日に比べてどうだったのか?」と細かく比較をしたい場合に、このような期間設定での表示方法は不適切ですよね。

そこで本記事では、表示させるデータの期間を絞り込む方法を説明したいと思います。

 

データを絞り込む方法

その方法ですが、やり方としてはPower BI Desktopの「フィルター」から進めていくという単純なものです。

また今回は一例として折れ線グラフを使っていますが、もちろん同じやり方でその他のグラフの期間を絞り込むことは可能です。

なおデータとしては、下図となります。

サンプルで使ったものなので、Column1:日付、Column2:適当にあてがった数値情報となっています。

 

1.フィルターから「日付」の列を選択

まず時系列グラフを作成する場合、下図のように軸(グラフの横方向)に日付情報をドラッグ&ドロップするところから始めます。

ドラッグ&ドロップすると、下図のように「視覚化」の左隣の「フィルター」にも自動でColumn1、Column2があてがわれます。

このフィルターの中にあるColumn1(日付データ)を選択して、データの絞り込み条件の設定を進めていきます。

 

2.「相対日付」に変更する

Column1にカーソルを当てると、下図のように下向きの小さな矢印のようなものが表示されますので、それを選択します。

クリックしたら、下図のようにタブが展開しますので、「フィルターの種類」を「相対日付」に変更します。

 

3.期間を設定する

「相対日付」を選択したら、期間を設定していきます。

今回のケースでは、「今日から1か月前」の絞り込みなので、下図の通り「最近の1月」と期間を設定します。

また同じように「今日から1週間前まで」の情報に絞り込みたい場合は、下図の通り、「最近の1週」と変更することで設定できます。

設定が完了したら、「フィルターを適用」をクリックします。

 

4.グラフを確認する

「フィルターを適用」をクリックすると、下図の通りグラフも変わりますので、しっかりと変わったかどうか確認してみます。

今日が12月7日なので、ちゃんお今日から1月前までの情報が表示されいることが分かります。

以上。

 

 

ソフ蔵

ソフ蔵

IT企業でデータ分析や分析基盤構築に携わってます。
主にPower BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えてます。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ駆動型の組織作りの支援をしています。

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