Power BIにGoogle Analyticsのデータをインポートする方法

Web解析ツールと言えば、Google Analytics(以下GA)を使っている人も多くいると思いますが、そのデータもPower BIにインポートして分析することが可能です。

GAのレポートも使い勝手が悪いわけではないのですが、Power BIを使うことで、

1.可視化手法の選択肢が増える：Power BIに実装されている色んなグラフやチャートといった分析モジュールが使えるので

2.より精緻な分析ができる：スライサーを使って自由に分析の軸を設定できる。また地域や国毎といった分析をブレイクダウン（深堀り）していけるので

等のメリットはありそうです。

Google Analyticsをインポートする方法

1.コネクションを作る

まずはPower BIをGoogle Analyticsと接続させます。

Power BIレポートの「データを取得」→「詳細」と遷移します。

すると、下図のような画面になるので、1.検索バーに「Google Analytics」と打ち込む、2.右の「すべて」と書かれた一覧リストから探します。

「サインイン」をクリックして、GAのアカウント情報を入力します。その際Googleのログインの認証確認があります。

こんなポリシー画面が出てきますので、許可を選択します。

サインインがうまくいくと、下図のように遷移します。

Googleとの接続はこれで完了。

ちなみに、GAのデータとの接続が完了すると、Gmail宛にこんな感じのセキュリティの通知確認が来るかと思います。

外部からデータの接続が来ていますよ？という確認画面ですが、もちろんそれは自分ですので、スルーで大丈夫です。

2.データをインポートする

接続がうまくいくと、下図のように「ナビゲーター」の画面が出てきます。

画面左側でGAからインポートしたいデータを選択すると、画面右側には選択中のデータのプレビューが表示されます。

こう見るとGAから引っ張ってこれるデータは結構あるのですが、その中で分析に必要なデータを選択しチャックマークにチェックを入れます。

取りあえず、私が選択したのは以下です。

・Time配下のDateデータ（日付のデータ）
・Session配下のSessionデータ（セッションデータ）
・Geo Network配下のCity、Region（立地情報）
・Goal Conversion配下のGoal Completion（コンバージョン分析用）
・Traffic Source配下のKeyword（ページのキーワード情報）

全てチェックマークを付けたら、最後に「読み込み」ボタンをクリックします。

※以下一部抜粋

すると、こんな感じでデータソースにデータが格納されているのが分かります。

うん、結構いい感じです。まあGAのデータをこのようにテーブル情報として持てるだけでもかなりいいです。

3.分析レポートを作っていく

視覚化から表現したいグラフ、地図、チャートを選択してレポートを構築してきます。

下図は特にDAX関数とか使わずに簡易版として作ったものです。これだと実際は使えないので、「対前日比」や、「テーブルデータ」を使ってもっと詳細が分かるようにする必要はありますが、参考までに。

レポート左下のWord Cloudの作り方は：こちら

レポート右下のヒートマップの作り方は：こちら

以上。

ソフ蔵

Power BIの使い方やデータ分析のノウハウを伝えております。
データを使って世の中やビジネスを可視化したり、データ分析基盤作りの支援をしています。
本業はITソフトウェア企業でデータ分析や分析基盤の構築に携わっています。

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