Power BIでガントチャートを使うことのメリットとデメリット
こんにちは!
みなさんは、プロジェクトのスケジュール管理を行う際、どのように行われてますか?
「ガントチャート」と言うと、少しカッコよく聞こえますが、
プロジェクトや工程管理を行う際のスケジュール管理ツールをガントチャートと言います。
↓↓↓こんなやつです↓↓↓
こちらは、みなさんお馴染みのExcelで作った表です。
Excelは使い慣れてるので、やっぱりExcelの方が楽に作れますよね。
しかし、実はPower BIでもガントチャートを作れます。
今回はPower BIでガントチャートを作ることのメリットとデメリットを共有していきたいと思います。
Contents
メリット
Power BIでガントチャートを作るメリットとしては、「リアルタイムで進行状況が把握できる」点です。
Power BIはデータソースと接続しているため、データを更新すれば、これに連動する形でガントチャートもリアルタイムで更新されます。
たとえば、タスクの進行状況や期限の変更があった場合、それが即座にガントチャートに反映され、最新の状態でプロジェクトの進行状況を確認できるのです。
そして、もう1つ大きなメリットとしては、「データを一元管理できる」点です。
Power BIでは、複数のレポートやデータを一つのファイルにまとめておくことができます。
ガントチャートを他のビジュアルやデータ(売上、投資額、進行中のタスク、リソースの状況など)と結合できるので、プロジェクト全体の状況を一元的に把握できるようになり、より効果的な意思決定が可能になります。
またプロジェクトや工程に関係するデータを全て1つのファイルに集めておくことができるので、データの在り処を探したりする手間が省けるのです。
デメリット
一方デメリットとしては、動画の中でもお話ししているのですが、、、
ガントチャートの期間バケットのカスタマイズが難しいのです。
例えば、大規模プロジェクトの場合は、期間バケットを月次や年次で設定したい場合もあると思います。
一方、小規模のプロジェクトやタスク管理であれば、日次レベルで設定する必要が出てきます。
このようにガントチャートといえど、様々なシーンに合わせて柔軟に設定項目を変えていきたいケースはあり、Power BIで作るとそうした対応のしずらさはあります。
またExcelでは、直感的な操作でまるでメモを書くようにスケッチ感覚でガントチャートを作成していけます。
それは、Excelに「セル」という概念があるからなのですが、Power BIには「セル」という概念がないのです。
全て列で管理するPower BIにとって、セル毎のより細かい粒度でのデザインは難しいのです。
データの整備というのも1つ課題です。
Power BIでガントチャートを作る場合、データソースを読み込むのですが、データソースに不備があるとうまく表示できないことがあります。
例えば、数値型の列にテキスト型が混ざっていたり等、データのメンテナンスという手間が出てきます。
まとめると、
Power BIでガントチャートを作るメリットとしては、1.リアルタイムに更新される、2.データを一元管理できるので、便利である。
一方デメリットとしては、1.デザインを柔軟に対応するのが難しい、2.データ整備が必要なので、ガントチャートを作ったりメンテナンスする手間が増えるという点です。
とはいえ、Power BIの操作に慣れてくれば、こうした問題も解決すると思いますし、
長い目で見れば、データを一元管理しておけるというのは、他のデータを探しに行く手間が省けるなど、他の業務の工数削減にもつながるので、役に立つツールです。
具体的な作り方は動画内で説明しているので、参考にしてみてください!
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