Power BIでの折れ線積み上げ棒グラフの作り方
Power BIを使って折れ線棒グラフを作っていきたいと思います。
折れ線棒グラフは、1つのグラフの中に折れ線グラフと棒グラフの2つのグラフを重ねで表示できるグラフのことです。
2つの軸から分析できるので、1つのグラフの中に情報を多く盛り込めて便利です。
特にPower BIの場合、グラフを表示できるレポートスペースが限られていますので、このグラフは個人的に重宝しています。
Excelでも混合グラフという形で作れますが、Power BIでの方が操作数が少なくて簡単に作れると思います!
参考にしてみて下さい。
▶利用データ
下図が今回の利用データです。
2010年~2021年の日本の人口と人工増減率の推移です。
まずは人口増減率を(%)表記に修正します。
※データは統計局ホームページを参照
※今回の記事では2010年の人口増減率に0を使っています。。。前年との割り算でデータを作ったのでこうなってしまいましたが、統計局から正しいデータが取れるので気になる人は正しい数値を使ってください。
▶Power BIでの作り方
それでは早速作っていきたいと思います。
流れとしては、下記となります。
1.レポートにビジュアルを表示する
2.データをドラッグ&ドロップする
3.フォントを修正する
折れ線棒グラフのビジュアルを表示
まずは折れ線棒グラフのビジュアルをレポート上に表示します。
Power BIでは「折れ線グラフおよび積み上げ縦棒グラフ」と表記されているビジュアルです。
データのインプット
ビジュアルのインプットデータです。
・X軸:グラフの横軸で使うデータです。今回の場合は「年度」毎の推移が見たいので、年度の情報をX軸にドラッグ&ドロップします。
・列のY軸:棒グラフのこと。今回のケースでは「人口」をドラッグ&ドロップします。
・線のY軸:折れ線グラフのこと。今回のケースでは「人口の増減率」をドラッグ&ドロップします。
下図がとりあえず、データをドラッグ&ドロップでデータをインプットしてみた結果です。
まだちょっと分かりずらいですね。
特に人口の推移の強弱が出ていないのでわかりずらいです。
ということで、ちょっと修正していきます。
グラフのフォント等の修正
最後にグラフを微修正していきたいと思います。
今回はあくまで一例ですので、色々試してみて下さい。
1.グラフのY軸の最小値を設定
まずは人口の推移に強弱が出ていないので、最小値を設定したいと思います。
下図のY軸の最小値に値を入力することで、グラフの最小値を設定できます。
なお第二のY軸を設定したい場合は、その下に項目があります。
2.データラベルを設定する
グラフ上で、実際のデータ値が見えるように、データラベルを設定します。
下図のデータラベルのチェックマークをクリックします。
3.最大値を設定する
順番前後してすみません。
棒グラフに最大値を設定しました。
4.マーカーを設定する
折れ線グラフにマーカーを設定します。
5.ズームスライダーを設定する
グラフにズームスライダーを設定します。
これを使うことで、グラフを好きに拡大表示できるので、便利です。
6.軸の設定
グラフの軸の大きさと表示単位を設定します。
一応必要最低限の設定は完了です。
他にも背景色を設置したり、フォントを修正したりできると思いますので、試してみて下さい!
個人的には、軸の値(年度)を斜めに傾けたりできると嬉しいのですが、Power BIでは現状だと自動表示なのでグラフのサイズを変えたりするしかないですね。でも将来的には出来るかもしれませんので、アップデートしていきたいと思います!
それではまた!
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