Power BIで小数点を設定する方法
こんにちは。
Power BIで「小数点の桁数がうまく表示できない」というご相談は、結構よくあります。
実はPower BIでの小数点の桁数の設定は2段階あり、ちょっと曲者です。
以下、解説していきたいと思います。
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Power BIでの小数点表示の設定方法
下図はとある企業のCAGR(売上成長率)をDAX関数を使って計算したものです。
計算式はちょっと複雑なのですが、そこは問題ではなく(単純な割り算でもなんでもいいです)、とりあえず計算結果が小数点で表示されていません。
7%と丸めて表示されてしまっていますが、実際は6.17…です。
ここから小数点を任意の桁数まで表示していきたいのですが、そのためにはやらなければいけないことが2つあります。
1.DAX関数側の小数点の桁数を設定する
まずは、CAGRを計算するために作ったメジャー側での小数点表示設定です。
1.小数点を設定したいメジャーをフィールドから選択します
2.小数点の桁数を設定する。例えば三桁分表示したければ、3を入力します。
これでメジャー側の小数点の桁数表示の設定は完了です。
2.ビジュアル側の小数点表示を設定する
続いて、ビジュアル側の小数点表示の設定を進めていきます。
実は、これは使うビジュアルによって設定方法が異なるのですが、基本的には「ビジュアルの書式設定」から進めていきます。
1.ビジュアルを選択する(今回はカードビジュアルを選択)
2.ビジュアルの書式設定>吹き出しの値>小数点以下桁数の値で桁数を設定する
これでビジュアル側の小数点表示の設定の完了です。
なお、ビジュアル側のデフォルトの設定は、「自動」になっているので、場合によってはこちらの設定は不要なケースもあります。
結論
このようにPower Biでの小数点の桁数表示は、
・メジャーに対する小数点の表示設定
・ビジュアルに対する小数点の表示設定
の2つで制御できるのです。
つまり、ビジュアル側の小数点の表示設定を行っても、メジャー側の少数点を設定できてなければうまく表示されないということになりますし、逆も然りです。
一見面倒くさそうに感じますが、これは言い換えれば、各ビジュアルごとで小数点表示の設定を変えられるということになりますので、決して悪いことではないのです。
ただ、初めてPower BIに触れる人はつまずきやすいポイントでもあります。
では!
Have a Happy Data Life!!
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