Power BIのツールヒントの使い方とカスタマイズ方法
こんにちは!蔵です!
今回はPower BIの「ツールヒント」をカスタマイズする方法を紹介したいと思います。
これはPower BIの「レポートのスペースが限られている問題」を解決する手段として、蔵も良く使う手段で、個人的におすすめの機能です。
是非、参考にしていただきたくです。
Contents
●ツールヒントとは?
下図の赤印で示した、ポップアップで四角いウィンドウの中に文字が書かれているこの子。
これがツールヒント(カスタマイズ版)です。
レポート内のグラフの対象にカーソルを充てると、ポップアップで別画面が表示され(矢印部分)、カーソルを充てたデータに関して追加の情報を表示してくれる機能です。
ツールヒント自体は、Power BIインストール時から付いて来る標準の機能としてあります。
下図のようにグラフにカーソルを充てると、グラフの軸・凡例・値で利用している銃砲がデータが表示されますよね。
ただこれだと、グラフ内で使われている情報を、ただ単純にテキストで表示しているだけなので、正直あまり発展性がないんですよね。
そこでこのツールヒントをカスタマイズすることで、表示したい情報やチャート、更にはレイアウトやデザインを任意で設定でき、グラフから得られる情報量が増え、レポートに深み(奥行き)が出てくるのです。
普段はレポートの邪魔をしないように裏側に隠れていて、必要な時には「パッ」と登場してくれる、なんとも賢いやつなのです。
●ツールヒントのカスタマイズ方法
下記がツールヒントのカスタマイズ方法です。
1.レポートを新規作成
実はツールヒントは、レポートページを使ってレイアウトやフォントをデザインしていきます。
そこでまずは「+」ボタンをクリックして、ページを新規で作成します。
2.ページ情報の設定
新規作成したページを開き、書式設定>ページ情報を選択し、名前をテキストで入力します。
名前は、後からそのページがツールヒント用だということか分かれば、なんでも問題ないです。
ここではInformation2と入力します。
そして「ツールヒントとして使用する」の横にあるチェックマークをクリックして、OFF→ONに切り替えます。
3.キャンバスの設定
「ページ情報」のすぐ下にある「キャンバスの設定」をクリックし、ここでサイズを調整していきます。
型については、色々選択肢があるのですが、「ツールヒント」を選ぶとツールヒントのデフォルトの設定になります。
自分は細かくサイズを調整していきたいので、カスタムを選択し、「高さ」と「幅」をピクセル単位で指定する方法で設定しました。
なお、ここで「ページ表示」を「原寸大」に設定しておくと、ツールヒントが実際にどれくらいの大きさで表示されるのか分かりやすいです。
4.ツールヒントのデザイン
ツールヒントをデザインしていきます。
ツールヒントで表示したい情報(テキスト、グラフやチャート、表)を選択し、キャンバス上に配置していきます。
ここで背景色や、フォントサイズ・色、なんかも設定します。
こんな感じにしました。
5.ツールヒントの設定
ツールヒントを表示させたいポートページに戻り、グラフ・チャートをクリックします。
ビジュアルの書式設定>全般>ヒントのチェックマークをクリックし、「ページ」でデザインしたツールヒントのページを選択します。
カーソルをグラフに充ててみると、ツールヒントが表示されるはずです。
いかがでしたでしょうか??
設定もそんなに難しくないですし、レポートのユーザーにとっても補足情報として表示出来ますので、個人的にはおすすめです。
参考にしてみて下さい!!
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