Power BIのデータソース変更方法 シート名やファイル名が変わった時の対応方法
Power BIのデータのシート名が変わった場合、そのシート名に合わせてDAX関数も作り変えるなんてドMなことはやってられません。
例えば下図の「NikkeiSales」と「NikkeiSales2022」はデータの中身は同じなのですが、シート名が異なります。
シート名が変わった場合、DAX関数に影響が出てきます。
というのも、DAX関数の計算式ではシート名を指定しますので、古いシート名から新しいシート名に変えないということです。
あるいはDAX関数を、新しいシート名で1から作り直すという方法もありますが、それはダルい。。。
「いやいや、新しいシートのフィールド名を、古いシート名に置き換えればOKじゃないの?」と思ってやってみます。
●実行内容
NikkeiSales→NikkeiSales(Old)に変更
NikkeisSales2022→NikkeiSalesに変更
●結果
DAX関数は古いシート名を踏襲してしまい、新しいシート名に置き換わらないのです。
ということで、今回はこの解決方法を紹介させて頂きたいと思います。
実務で仕事をしていると、
データの最大容量をオーバーしてファイルを分割する時など、このケースは結構頻繁に起こります。
地味ですが、結構重要です。
解決方法
古いシート名を右クリックして、クエリエディターを開きます。
詳細エディターをクリックします。
クエリ内の「シート名」に当たる部分を新しいシート名に変えます。
下記ケースではNikkeiSalesをNikkeiSales2022に変える。
クエリの適用をクリックして完了です!
DAX関数がNikkeiSales2022という新しいシート名に置き換わっています。
同様の方法でパス名も変えられますね。
注意点
1.ヘッダー部分は変えない!
データのヘッダー部分や、データの型等も変わったしまうと、データ更新時にデータが読み込めずエラーになります。
最悪の場合、データぶっこわれます。
データの中身は変えないよう注意してください!
2.バックアップを取る
注意1に関連して、必ずバックアップを取っておきましょう。
最悪ファイルがぶっ壊れても、元に戻せるようにしておいた方がいいです。
補足:ファイル名やフォルダ名が変わった場合
フォルダ名やファイル名が変わった時は、「データソースの設定」からファイル名を変更することも可能です。
1.データソース設定をクリック
2.ソース名を書き換える
動画版
動画版の解説も合わせて参考にしてみて下さい。
以上です。
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